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zoom RSS 「ハイジのぶらんこ」 by 高畠勲監督

<<   作成日時 : 2013/06/23 16:30   >>

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最後に「ぶらんこ」に乗ったのって
いつだったかしら?


先日、ハイジの本についてお話しする機会があって
そのときに ふとそんなことを考えました。


不思議なのは
最後に乗ったのを覚えていなくても

幼いころ乗った時の感触は
思い出すことができるということ。


はじめはちょっと恐くて
でも コツを覚えると だんだん面白くなってきて・・・


遠いと思っていた空が 急に近くに迫ってきたり

天に届きそう!と思った瞬間に 

今度は 地面に吸い込まれるように
抵抗できない力で押し戻され


と思いきや 今度は
体がぐ〜んと引き上げられていって!


何ともいえない爽快感

でもちょっぴり怖い感じのドキドキ感を思い出しました。


あんな原始的な道具で
宇宙を感じられたあの頃!




今日は ハイジのオープニングに必ず出てくる
「ぶらんこ」についてです。


ハイジを見たことなくても
「ぶらんこ」は知っているという方も多いはず。


あのぶらんこが有名になったのはなぜか?



あのぶらんこ、異様に長いですよね。

どうやら時速を計算した方がおられるらしい・・・・。


計算するとなんと! 最高時速68キロ!


現実的にはありえないスピードですし
現実にはありえない長さのぶらんこだ、ということですね。


それで話題になって、有名になったというわけです。


アニメならではの演出をされた高畠勲監督。

さすがです。






ところで 高畑勲監督の著作に
『一枚の絵から〜海外編』(岩波書店)という本があります。


この本は、彼がこれまで出会ってきた1枚の美術作品について
ご自分の心の動き、そして独自の鑑賞の視点をつづった名著。


心の栄養がほしいときに 一遍づつ大切に読み進めている
私にとっては贅沢この上ないご馳走のような本です。




あるときこの本のなかに
ハイジの「ぶらんこ」に関してコメントしている個所を
見つけた時は、とても嬉しいかったですね〜


高畑勲という方の 純粋な心に触れたような気がしたものです。



その本によれば
ハイジの「ぶらんこ」を思いついたのは

『宝島』の作家R.L.スティーヴンスンの
「ぶらんこ」という詩に出会ったからだったようです。


その詩の2、3節が日本語に訳されているので
ご紹介しますね。



「お空を高く塀も越え、見わたせるんだ、どこまでも、
川、木々、牛も、なにもかも、畑や牧場を広々と―

こんどは見下ろす、高みから、お庭の緑、屋根の赤―
またもやお空をぐんぐん高く、飛んで昇ってまた降りる!」

(『子どもの詩の園』スティーヴンスン 高畑勲訳)





この本のなかで高畑勲氏は、

ぶらんこに「心を解放する力」を見ていらっしゃいます。



勢い・飛翔・流動的な動き 

ぶらんこのそういう動きのなかにハイジを乗せて

「いのちの輝き」を 2次元のアニメの中に吹き込んだのですね。





ちなみに 私が思い出したぶらんこのシーンは

蝉がみんみん鳴く夏休みでした。




でも 「ぶらんこ」は 春の季語だそうです。


スカートひらひらさせて、花吹雪の中でこぐぶらんこは

時速68キロのハイジのぶらんことは違って

どこか妖艶な感じさえしますね。




いずれにせよ 「ぶらんこ」は

わたしにとって 

異次元空間に誘ってくれた最初の「乗り物」でした。



自由を垣間見させてくれるもの

今の自分を 払しょくしてくれる体験

大人になったとしても 時として必要かも・・・




ドキドキしながら

心を解放させてくれるような体験
 
日常を突き破ってくるような体験



そういう非日常のなかに

新しい自分への入り口

見つかるかもしれません。









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